自動車保険の負担を軽くする方法には、保険料自体を安いところに切り替えるという方法がありますが、さまざまな割引制度を利用する方法もあります。
あまり活用したことのない方もおられるかもしれませんが、自動車保険にはいろいろな割引制度が設けられており、これを活用して費用負担を抑えることができるのです。
例えば、両親の介護の必要があって、マイカーを福祉車両に改良した人もいるかもしれませんが、その場合、福祉車両割引制度を利用することができます。
ここではこの福祉車両割引を例に挙げて、任意保険の割引制度について考えてみたいと思います。
福祉車両割引の特徴
福祉車両割引とは、福祉車両と認められた車の任意保険料について一定額適用される割引のことです。
福祉車両と認められることが前提ですが、障害者や高齢者の介護のために改良された車両などにおいて、その適用が認められます。
また、所定の税制優遇措置の対象となる福祉車両についても保険料の割引が摘要されます。
福祉車両割引はどこの保険会社でも取り扱っているわけではありませんが、何かとお金のかかる福祉において、費用の一端を軽減できる福祉車両割引は当事者にとってメリットのある制度となっています。
割引率はどこの保険会社でも同じではありません。
もともと扱ってない会社もあるうえに、割引率も各社で違いがありますので、よく比較したうえで有利なところに加入しなければなりません。
保険料全体を安くすることも考える
一方、任意保険自体の契約を選ぶときは、福祉車両割引の有無や、その割引率だけで決定してはなりません。
なぜなら、仮に福祉車両割引が有利でも、もともとの保険料が高いということもあるからです。
割引率が高くて保険料も安ければそれが理想的ですが、どこがその理想なのかをよく見極めなければなりません。
また、福祉分野以外の補償内容を考慮する必要もあるので、ここは保険全体をトータルに考えたうえで加入保険を決定すべきでしょう。
基本的には、まず必要とする補償がカバーされてあって、なおかつ保険料が安いことが条件です。
保険料が安いのは代理店型よりダイレクト型なので、ダイレクト型の中で福祉車両割引のあるところを探したら、あとはその中で保険料が最安値のところを見つければいいでしょう。
入力作業は数分程度、一度に集まる各社の保険料のデータは最大で20社以上ですから、時間短縮のためにぜひ利用しましょう。
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