3等級ダウン事故とは

かんたん用語解説
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3等級ダウン事故とは、車で事故を起こして自動車保険に保険金の請求を行ったときに、翌年からご自身のノンフリート等級が3等級下がる保険事故のことを指しています。
自動車保険では基本的に事故により保険金の請求を行うと事故の内容により等級が変動する事になり、3等級下がる事故以外にも1等級ダウン事故やノーカウント事故などの種類もあるのですが、どの事故に該当するかにより等級だけでなく翌年からの保険料の支払い額についても増加する事になります。

等級ダウンに該当する事故とは

では3等級ダウン事故に該当する事故は具体的にどのようなケースがあてはまるのでしょうか、まず支払われる保険金の種類で言えば、

  • 対人賠償保険・対物賠償保険・車両保険・自損事故保険・無保険車傷害保険などを使用した場合
  • に3等級ダウン事故に該当する事になります。
    例えば車を運転中に歩行者と衝突して相手が怪我や死亡となれば対人賠償保険金が支払われる事になり、運転している中で相手方の車に衝突したり物などを壊した場合には対物賠償保険金が支払われる事になります。
    また道路にある電柱や標識などに衝突したり民家の建物や壁などに擦るなどすれば自身の車が損壊しますので修理のために車両保険金を請求した場合にも同様に3等級下がる事になります。

    保険料の具体例

    また自動車保険を利用する場合には、翌年からの保険料がどれくらいアップするかも多いに気になるところで、車両保険をあえて使わず自費で車を修理する事も少なからずあるのですが、実際にはどれくらいの費用が増額する事になるのでしょうか。
    この増額については個々の保険の内容により金額が変わる事になるのですが、2013年度には国内の損保会社で事故により等級ダウンした場合にはこれまで以上に高い保険料の支払いを求めるようになるとアナウンスされており、

    • 事故有係数適用期間として定められている3年間は割高な保険料を支払う事になります。
    • 例えば現在が10等級で無事故の方で年間の保険料が59200円のケースでは、翌年度は一挙に72800円ほどに保険料が上昇する事になり、さらに2年後は71000円に3年後は69800円となりそれ以降の4年目からは通常に戻る事になるのですが、保険を使わないケースと比較すれば4年目以降も割高な保険料が請求されることになりますので、

      特に車両保険については修理の金額次第で保険を利用するかしないかは熟考した方が良いでしょう。

      上記のモデルケースで見た時に保険を使用したか否かで6年目までの保険料の差は14万円ほどに開くことになりますので、わずかに10万円ほどの修理であれば保険に頼らない方がお得になります。

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