自動車総合保険(PAP)とは

かんたん用語解説
Pocket

自動車保険は安ければ良いというものではありません。

安さの理由が、インターネットの一括見積もりなどを活用して、比較的割安な通販型の自動車保険を見つける事が出来たという場合や、一定の条件を満たしていることで受けられる割引が適用されているという場合でしたら、特に問題ありません。

はな さん
どういった場合が問題なんですか?

あかり さん
例えば免責事項がやたらと多かったり、特約をたくさん付けていて、補償の内容が小さくなっている場合が挙げられます。

自動車保険料がいくら安くても、これだと実際に何か起こってしまった時に、満足な補償が受けられない可能性が高まります。

PAPという保険

安さよりも補償の内容で自動車保険を選びたい、という方に人気なのがPAPと呼ばれる保険です。
このPAPというのは、パッケージ、オートモービル、ポリシーの略称となっています。
日本語では自動車総合保険と呼ばれる事もあります。

この自動車総合保険は、対人賠償責任保険、対物賠償責任保険そして搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険、更に自損事故という、5つの保険がセットになった内容の自動車保険となっていて、様々なケースでの事故に補償される安心感が人気の理由です。

はな さん
車両保険は付いていないんですか?

あかり さん
任意で車両保険を付帯させることもできます。
非常に充実した保険であると言えます。

他にも同じ様な自家用の自動車保険としてSAPと呼ばれる、自家用自動車総合保険というものがあります。
このSAPと自動車総合保険PAPではどのような違うがあるのでしょうか。

主な種類の違いについて

まず最も大きな違いとして、自動車総合保険は、自家用車にしか加入できない自家用自動車総合保険とは異なり、営業用の自動車やバイクでも加入する事が出来るという点です。

仕事で車両に乗るという方の中には、一日のほとんどを運転しているという方もいらっしゃいますし、それだけ長くたくさん運転をするという事になれば、補償も手厚くしたいと考える方も多くなります。
ですから、営業車などをお持ちの方から高い支持を得ています。

はな さん
とても良さそうですね。
自動車総合保険のデメリットはありますか?

あかり さん
自動車総合保険のデメリットは、対人事故の際の示談交渉になります。

自家用自動車総合保険では、この対人事故の際の示談交渉も加入している保険会社が対応してくれます。
しかし、自動車総合保険では、対物事故に関してはほとんどの会社で示談交渉を行ってもらう事が出来ないので、よく比較してお選びになる事をおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました