車を所有していても、転勤、入院、留学などで、しばらくは車に乗らないという場合もあります。
その場合、乗らないからといってそのまま何もしなければ、自動車保険の保険料は引き続き払い続けなければなりません。
車に乗らないのに保険料を払い続けるのはもったいないことですが、こういう状況をなんとか回避できないものでしょうか。
何かいい方法はありませんか?
以下で自動車保険における中断証明書の特徴と発行の条件について紹介していくので、参考にして下さい。
中断証明書の役割
自動車保険の中断証明書とは、何かの事情で車を一定期間乗らない場合、そのままにしておくと保険料がもったいないので、保険料の支払いをストップしてもらうことを認める証明書のことです。
ただし、中断証明書を発行してもらうための条件があるので、それを確認しておく必要があります。
その条件は、中断後の保険契約が7等級以上であること、解約日までに車を一時的に抹消登録していること、車検証の有効期限が保険の解約日か満期日までに切れており、車検を継続して受けていないことなどです。
家族も使える中断証明書
ところで、中断証明書を発行したあと、一定期間を経て再びその中断証明書を使って保険を契約できるのは、記名被保険者だけなのでしょうか?
実はそうではなく、中断証明書を使って保険が契約できる人間には、記名被保険者の配偶者また同居の親族も含まれるのです。
父親のほうは高齢のために保険をやめることがあるかもしれませんが、完全解約ではなく中断にしておけば、その中断された保険を家族が引き継ぐことができるということになります。
中断証明書を使って保険に加入すると家族にとってはオトクになるので、ぜひこの方法を覚えておきましょう。
ただし、具体的な手続の方法については各自動車保険会社によって対応が異なるので、それぞれに問い合わせて確認しなければなりません。
まとめてみると、中断証明書の発行で、保険料の支払いをストップできる、しかし等級はそのまま据え置きにできる、契約再開後は等級を引き継げる、中断証明書を使った契約は同居の家族もできる、といった点がポイントです。
インターネット割引が受けられない可能性もあるので、事前に確認しておいたほうが無難です。
保険料の比較に便利な一括見積もりサービスですが、こちらも中断証明書が使えるところと使えないところがあります。
保険の窓口インズウェブは利用することができます。
コメント