走行距離オーバーで保険料が上がらないようにする方法

保険料の節約ポイント
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自動車保険を契約する際に、年間の走行距離を申告する必要がある保険会社もあります。
そのような自動車保険の場合、もし走行距離オーバーになってしまい、万一事故を起こしてしまった時、補償はされない事はあるのでしょうか?

はな さん
保険会社に申告した走行距離をオーバーして事故を起こした場合に補償はしてもらえるんでしょうか?

あかり さん
走行距離をオーバーした時点でしっかり自己申告をするようにすれば補償されます。

ただし、オーバーした分の保険料は払う必要があります。


自己申告をしっかりとすることでさらに次年度の契約も可能です。
ただし、保険料は上がる事になりますので、その点に注意は必要です。
実際にある会社で、走行距離オーバーになって翌年更新をした際には、年間で12,000円程度保険料が上がったケースもあります。
こちらでは走行距離オーバーになってしまった時でも、自動車保険の保険料が上がらないようにするための方法について考えてみたいと思います。

会社によって走行距離オーバーの通知義務の有無がある

走行距離に応じて保険料が変わる自動車保険は、次の8つの会社があり、その中にも通知義務のある会社とない会社があります。

    通知義務のある会社

  • アクサダイレクト
  • チューリッヒ
  • ソニー損保
    通知義務のない会社

  • おとなの自動車保険
  • SBI損保
  • イーデザイン損保
  • そんぽ24
  • 三井ダイレクト損保

走行距離オーバーの通知義務のある会社

あかり さん
走行距離オーバーの通知義務のある会社の自動車保険に加入している場合には、走行距離オーバーが分かった時点で、すぐに変更の手続きをするようにして下さい。

各会社の走行距離の区分は次の通りです。

  • アクサダイレクト
  • ・5,000km未満
    ・5,000km以上10,000km未満
    ・10,000km以上

  • チューリッヒ
  • ・3,000km以下
    ・3,000km超~5,000km以下
    ・5,000km超~10,000km以下
    ・10,000km超~15,000km以下
    ・15,000km超~

  • ソニー損保
  • ・3,000km以下
    ・5,000km以下
    ・7,000km以下
    ・9,000km以下
    ・11,000km以下
    ・16,000km以下
    ・無制限

走行距離オーバーの通知義務のある保険の特徴

走行距離オーバーした時に、自分からの通知義務がある自動車保険の特徴は、契約の時にこれからの1年間にどの程度走行するかを、自分で予想して申告するというものです。
この方式のメリットとしては、昨年度までは長距離走行していた人でも、これからは短距離の走行しかしない予定である場合に、申告によってそれが認められるという事です。
ただし、申告した距離より多く走行した時には契約の変更をしなくてはいけないという手間は掛かります。
走行距離オーバーした場合には、オーバーした分に応じて当然保険料も上がります。

走行距離オーバーになっても自己申告すれば事故時に補償は受けられる

契約更新時や、事故で保険請求しようとした時に、申告した走行距離をオーバーしていたという事がわかる事があります。
そうならないためにも、時々オドメーターで走行距離を確認し、申告した距離を超えそうな時にはしっかり保険会社に申告するようにしましょう。
ただ申告前に事故を起こしてしまった場合であっても、虚偽の申告をしたのでなければ、事故後にその旨を伝えれば基本的に補償は受ける事ができます。
ただし走行距離オーバーの分の保険料は支払う事になります。

走行距離オーバーの申告不要の自動車保険会社

走行距離オーバーの自己申告を通知する義務がない保険会社もあります。
走行距離オーバーの通知義務のない会社とそれぞれの走行距離区分は次の通りです。

  • おとなの自動車保険
  • ・5,000km以下
    ・5,000km超~10,000km以下
    ・10,000km超~15,000km以下
    ・15,000km超~

  • SBI損保
  • ・5,000km以下
    ・5,000km超~10,000km以下
    ・10,000km超~15,000km以下
    ・15,000km超~

  • イーデザイン損保
  • ・3,000km以下
    ・3,000km超~5,000km以下
    ・5,000km超~10,000km以下
    ・10,000km超

  • そんぽ24
  • ・4,000km未満
    ・4,000km以上8,000km未満
    ・8,000km以上12,000km未満
    ・12,000km以上16,000km未満
    ・16,000km以上

  • 三井ダイレクト損保
  • ・5,000km以下
    ・5,001km~10,000km
    ・10,001km~15,000km
    ・15,001km以上

走行距離オーバーの通知義務がない保険の特徴

走行距離オーバーした時に、保険会社に通知する義務がない保険の特徴には、新規契約や契約更新の際、過去1年の走行距離を申告するという事があります。
こちらの保険は、走行距離をオーバーになっても申告しなくてよく、その年の保険料を追加で払う必要がないというのがメリットです。
ただしその代わり、オーバーした距離に応じて、次の年の保険料は確実に上がってしまいます。

走行距離オーバーになったら自動車保険の乗り換えを検討

走行距離オーバーを申告する必要がない保険において、その時の走行距離オーバーが確実になったら、契約更新の際には、保険料はそれまでよりも高くなります。
今年はそれほど走る予定はないという場合でも、それは考慮されません。

はな さん
保険料が高くなるのはなるべく避けたいです。

何か方法はありませんか?


あかり さん
保険料アップは避けたいですよね。

それを避ける方法として、保険会社を乗り換えるという選択肢があります。


自動車保険の一括見積サイトなどを利用して、自分の走行距離に応じた保険料が1番安い保険会社を見つけてみましょう。
同じ条件であっても、保険会社によって保険料が大きく異なるということがおわかりいただけると思います。

セコム損保は走行距離で保険料が変わらない

セコム損保の自動車保険は、通販型の中で唯一、走行距離で保険料が変わらない自動車保険です。
ですから通販型の自動車保険をお望みの方で、年間の走行距離の予測が付かないという方は、こちらのセコム損保を選ぶというのも一つの方法です。

走行距離オーバーになっても自動車保険料を安くするには

先程ご紹介した通り、各保険会社によって走行距離の区分は異なっています。
ですから同じ距離を走行していても、保険会社が違えば保険料も違うという事になります。
走行距離オーバーの際の追加料金や、逆に走行距離が申告したよりも少なくなった際に割引される金額なども、各保険会社によって様々です。

走行距離オーバーしたら、同じ会社での契約更新は損します

あかり さん
走行距離をオーバーしてしまったら同じ保険会社で契約更新するよりも乗り換えたほうがお得になるケースが多いです。

走行距離オーバーした場合、自己申告を義務付けている会社では、改めてその時点で契約を変更する必要があり、保険料も変わります。
また自己申告の義務がない会社では、更新時に次年度の自動車保険料が上がる事になります。
走行距離オーバーは、いずれにしても自動車保険の料金の値上がりにつながります。
走行距離オーバーしてしまった際には、同じ保険会社で契約更新をするよりも、同じ走行距離でももっと安い自動車保険を探して乗り換える方がお得になる事があります。

損をしない自動車保険を探す方法

あかり さん
安い自動車保険会社を探すなら一括見積サイトを利用するのが効率的です。

今より安い自動車保険を探すのに、保険会社ひとつひとつから見積もりを取るのは大変です。
そんな時には、ネットでの一括見積サイトを利用するのがおすすめです。
簡単な入力だけで、複数社からの見積もりを同時に取る事ができるので、忙しい方にも負担になりません。

まとめ

  • 走行距離を予想申告して契約する自動車保険は、もし走行距離オーバーした時には自己申告する必要があり、追加の保険料の支払いが生じる事になる。
  • 過去1年間の走行距離から保険料を決める自動車保険は、走行距離オーバーしても通知義務はないが、翌年の保険料が必ず値上がりする。
  • 一括見積サイトを利用して、同じ走行距離でも今より保険料が安くなる自動車保険を探すのがお勧め。

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