珍しくない雹による損害
雹というのは雨や雪のように空から降ってくるもので、いわゆる氷の塊のことです。
大きさによって雹と呼ぶかどうかが決まり、直径5ミリ以上のものは雹、直径5ミリに満たないものはあられと呼ばれています。
地域によっても差がありますので雹を見たことがないという方もいるかもしれませんが、日本の各地で雹が降る機会が増えてきています。
特に最近は異常気象により、大気の状態が不安定になることが多く、局地的に大量の雹が降ることも珍しいことではありません。
2000年代に茨城県や千葉県、北海道で降った雹は有名で、雹が大きかったことからも車はもちろん家屋や農作物などに甚大な被害をもたらしました。
自動車保険に加入する時、雹による損害を考えることはあまりないと思いますが、実は雹対策も重要なのです。
雹の大きさはまちまちで、時には非常に大きな雹が降ることもあります。
このような事態になると車もかなりの損害を受けることになり、車体がへこんだり傷ついたりするだけでなく、ガラスが割れてしまったりすることもあります。
最悪の場合、車体に穴が空くことも考えられます。
幸い、大きい雹ではなかったので車がへこまずに済みましたが、もし車体がへこんだり、傷が付いた場合は自動車保険で補償されるんですか?
以下で解説していきますね。
自然災害に対応するなら車両保険
雹による損害は自然災害に該当するのですが、こうした時に役立つ保険が車両保険です。
車両保険は車が損害を受けた時に使える保険で、自然災害も補償の範囲に含まれています。
つまり車両保険にさえ加入しておけば雹が降っても安心です。
車両保険は雹以外の自然災害や他車との事故による損害も補償してくれますからたとえ雹による被害がなかったとしても保険料が無駄になることはありません。
車両保険は補償の範囲の広さによっていくつかの種類に分かれているのですが、たとえば車対車特約は車同士の事故による損害に限定した車両保険です。
つまり自然災害、雹による損害は補償の範囲外となってしまい、保険金を受け取ることができなくなってしまいます。
雹による損害に備えるなら車対車特約以外の車両保険を選ぶ必要がありますが、とはいえ補償の範囲を広くすれば保険料が高くなってしまいますから経済的な面で問題が発生する可能性があります。
増えてきていると言っても、そこまで頻繁に起こるとは言えない雹による損害のために保険料を上げるとなるとなかなか難しいところです。
お住まいの地域で雹が降る可能性も調べ、備えが必要かどうかをしっかり検討するようにしましょう。
車両保険を付けても保険料を安くする方法はありますか?
無料で利用できて、手軽に保険料の比較ができますよ。
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