今乗っている車を売却し、一時的に車に乗ることがなくなる場合は自動車保険を解約、もしくは中断する必要があります。
解約の場合は将来的に新しく車を購入した時に新規で自動車保険に加入することになりますのでこれまで積み上げてきた等級もリセットされてしまいます。
等級は保険料に大きく影響しますのでこれはもったいないことだと言えるでしょう。
たとえば最大等級である20等級だと新規契約時の等級である6等級と比較して6割近い割引が行われます。
半額以上の保険料で済むわけですから今の車を売却するとしても将来的に車に乗る可能性があるなら解約はおすすめできません。
そこで利用したい方法が自動車保険の中断制度です。
中断制度では設定がされる場合も
中断制度は文字通り自動車保険を一時的に中断できる方法で、保険会社に請求することで今後新たに車を購入した時に以前の自動車保険をそのまま引き継ぐことができます。
等級も以前のままになりますので最初から保険料を安く抑えることができる仕組みです。
ただし、中断制度はいつでも自由に利用できるわけではなく、いくつかの条件が設定されていますので注意しましょう。
まず、車を売却して保険が中断された日の翌日から一定期間内に保険会社に中断制度の利用を申請しないといけません。
具体的な期間は各保険会社によって違ってきますので売却が決定した時にでも確認しておきましょう。
一定期間内であれば保険会社が中断証明書を発行してくれ、再度保険に加入する時にこの書類を提出すれば以前の保険をそのまま利用することができます。
保険会社を変更することの出来る利点
この中断制度で注目したい点は別な保険会社に切り替えても利用できるという点です。
以前と同じ保険会社と契約をする必要がありませんので新車の購入にあたって保険会社を変更することも可能となっているのです。
保険会社によって保険料も違ってきますので等級を引き継ぎつつより保険料の安いところを選ぶということもできます。
保険の見直しもできることになりますので非常に便利です。
等級の状態によってはそれだけでかなりの保険料の節約になりますが、同時に保険料の安い保険会社を選ぶことができれば最小限の保険料で補償を確保できてしまいます。
保険料の安い保険会社はインターネットの一括見積りを利用するなどすれば比較的簡単に見つけることができますので中断制度と併せて活用しましょう。
中断制度のことを知らないと新規契約となり無駄が出てしまいますので中断制度の詳細についてしっかり保険会社に聞いておくことが大切です。
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