ペットを乗せて車に乗るという飼い主の方も多いと思いますが、もしその時に衝突事故を起こされてしまいペットがケガをしたらどうすればいいのでしょうか。
大切な家族の一員ですが人間ではないため補償がしっかりされるのかは気になる部分です。
ペットは契約者の財物として判断される場合が多い
自動車保険においてペットの犬というのは契約者の財物として考えられます。
ペットを物として扱うのが正しいかどうかは別として、財物である以上対物賠償保険から補償を受けることができます。
相手の過失割合によって額は変わりますがペットだからと補償が受けられないわけではありません。
ただし注意しておきたい点もあります。
対物賠償保険では損害を受けた財物の時価額を上限額としていますので、ケガをして治療費が必要になった場合でもその治療費に足りるかどうかはわかりません。
たとえばペットの時価額が10万円で治療費が20万円だった場合は差額の10万円は自己負担となります。
必ずしも治療に必要な額を全額受け取れるわけではない点に気を付けましょう。
この点は納得できない飼い主の方が多いとは思います。
ペット対象特約が多くなってきましたね
最近では飼い主の気持ちに寄り添うためにペットを対象にした特約も登場しています。
この特約では対物賠償保険と同様にペットの治療費を補償してくれるだけでなく、飼い主もケガをしてペットの世話ができなくなってしまった場合のペットシッター代なども補償の対象となります。
より充実した補償を受けることができますので飼い主の方には人気の高い特約です。
ですが特約ですので保険会社によって扱っているかどうかが違い、扱っていてもその内容には違いがあります。
この特約を利用する場合はその中身についてしっかりチェックすることが大切になるでしょう。
また、現在加入している保険会社にこの特約がない場合は保険会社の変更も検討しなければなりません。
今回はペットが犬という想定で紹介しましたが、ペットにもたくさんの動物がいます。
対物賠償保険は問題ないのですが特約に関してはペットの種類を限定していることも多く見られます。
犬や猫なら利用できるが他の動物では利用できないなんていうケースもありますのでその点にも注意しましょう。
いずれにせよペットも飼い主からすれば大切な家族です。
一緒に車に乗る機会があるなら万が一の時に備えることが求められます。
ペットが十分な補償を受けられるかどうか事前にチェックしておき、必要であれば保険の変更などの対応をしましょう。
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