万が一車が盗難されてしまった場合、車両保険に加入していれば保険金を受け取ることができます。
目撃者などがいない場合は盗難車が発見されて手元に戻ってくることはほとんどないことから保険金を受け取って新しい車を購入するというケースが多くなるでしょう。
以下で詳しく見ていきますね。
基本的には自由に選択できる?
保険金が支払われた段階で盗まれた車の所有権は自分ではなく保険会社のものになりますので、厳密に言うと保険金を受け取った後は自分の車ではないということになります。
ただ、保険金の支払いから一定期間内であれば保険会社に請求して盗まれた車を返してもらうことができるようになっています。
返してもらうには保険金を全額返還することが条件になり、一定期間内が具体的にどのくらいなのかは保険会社によって異なります。
一般的には60日以内、つまり2ヶ月以内ほどであれば保険金の全額返還を条件に車を返してもらえます。
というのも盗まれた車は破損していたり、なんらかの被害を受けていることが多いからです。
つまり保険金を受け取って愛車は諦めた方がいいケースが多く、保険金で新車の購入を考える方が多い傾向にあります。
車が発見された場合でも保険金の返還が義務付けられているわけではないので保険金を使うか返還して車を返してもらうかは自分で自由に判断することができます。
もちろん保険金の使い道は制限されませんので必ずしも車を購入する必要もありません。
車両保険の重要性について
大切なことは車両保険に加入していないと保険金は受け取れないという点です。
保険料を安く抑えるために車両保険には加入しないという選択肢もありますが、もし車を盗まれてしまった時は車を失くしてしまいさらに保険金も受け取れないという結果になります。
新しい車を購入するための費用は全額自己負担になりますので経済的にはかなりの負担になるでしょう。
日頃から防犯対策をしっかりしておけば盗難のリスクは大幅に下げることができますが、もしもの時を考えて車両保険に加入するかどうかを見極めなければなりません。
車はパーツごとに分解して海外に売るといったこともできるため価値が高く、盗難のターゲットになりやすい財産です。
自分の財産を守るためには保険とどのように付き合うか、これが大きなポイントになります。
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