保険料は保険会社ごとに違う
自動車保険商品を取り扱っている保険会社の数は多く存在します。
ですが、自動車保険その物の中身を見てみるとそう大きな違いはありません。
対人賠償保険や対物賠償保険を中心に、どの保険会社でも保険の中身はほぼ同じだと言えるでしょう。
保険料が違うヒミツは純保険料と付加保険料にある
私達が支払っている保険料の内訳は大きく分けて2つに分けることができます。
まずは純保険料について説明しますね。
まず純保険料についてですが、これは保険会社が私達加入者に保険金として支払うために準備されるお金になります。
つまり私達は自分が万が一の時に保険料を受け取れるように保険料を支払っていることになります。
純保険料は予定利率、予定死亡率の2つのデータから算出されることになり、保険会社による違いはほとんどありません。
純保険料を決定する2つのデータは変化することがないからです。
問題は付加保険料です
付加保険料というのはいわゆる保険会社の利益になる分のお金のことです。
加入者が支払った保険料をすべて純保険料に回してしまうと保険会社の利益がなくなってしまいますから必ず付加保険料が存在します。
そしてこの付加保険料が保険会社ごとの保険料が違う大きな原因です。
付加保険料は保険会社が運営をしていくための経費となります。
ここから従業員へ給料を支払ったり、店舗の管理費を用意しているわけです。
会社の運営に必要な経費は保険会社ごとに大きく違うため、付加保険料がどのくらいの額になるかは保険会社ごとに違います。
そのため保険料も違う結果になるのです。
例えば、現在では保険会社にも代理店型と通販型の2つの種類があります。
代理店型は従来からある保険会社で、日本全国に代理店を持っています。
一方、通販型は店舗を持たず、インターネット上で商品の販売を行っています。
代理店型の場合は数多く所有している店舗の維持費なども必要になりますが、通販型はそれが不要です。
一般的には通販型の方が付加保険料つまりは経費が少なくて済むため、保険料も安いとされています。
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