自動車を売却したときに覚えておきたいことがいくつかあります。その1つが購入時に支払った自動車税が戻ってくるというものです。自動車の売却時にはいくつかルールがありますので、その点も含めてしっかりと解説していきましょう。
自動車を売却したら自動車税は戻ってくる?
自動車税というのは、車を購入した時に支払うことになる税金です。年に1度の支払があり、自動車を所有している限りかかる税金になります。当然ですが、自動車を手放した場合には支払っていた税金の還付を受けることができるのですが、実は廃車にした時と売却した時では扱いが異なってくるのです。
まずは自動車を売却した場合から考えていきましょう。一般的に税金の還付を受ける場合は、何かしらの手続きが必要になります。
- しかし、自動車を売却したケースでは、直接的に何かしらの手続きをする必要はありません。何故なら国から還付を受けるという形ではなく、買取時に中古車業者が支払うものだからです。中古車業者が支払ってくれると言っても、買取金額とは別に用意してくれるものでもありません。
通常であれば、買取金額に含まれており、査定で出した金額にプラスされるという形で還付を受けているのです。ですので、ハッキリといくらの還付があったとはわかりにくいでしょう。自動車の売却をしたことがある人ですとわかるかもしれませんが、売却について明確な金額を記載した明細書が発行されるワケではありません。
気になる場合は、査定時に自動車税の還付金のことを中古車業者に尋ねてみると良いでしょう。
ちなみに廃車にした場合は自分で手続をしなくてはいけません。廃車手続きをする時には陸運局に出向くことになりますので、その時に自動車税事務所で還付金の申請をすると良いでしょう。
還付金はいくらもらえるの?
自動車税の還付金がいくらになるのかという話もしておきます。
まず自動車税というのは4月から翌年の3月までの1年間分を支払しなくてはいけません。還付金を受ける場合は売却、もしくは廃車をした翌月分からの残存期間で金額が変わってくるのです。月割にした分の還付を受けることができるのですが、仮に7月に売却をしたとすると、8月から翌年の3月までの分を受け取ることができます。
- ここで1つ注意しておきたいことがあります。それは軽自動車を売却した、廃車にしたという場合の還付金です。軽自動車については自動車税の還付金はありません。
ですので、中古車業者に売却をしたとしても査定金額に上乗せされることはないですし、廃車にしても戻ってくることがないのです。この点をしっかりと覚えておかないと、余計なトラブルを招きかねません。
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