人身事故を起こした場合にその現場でやらなければならないこと(被害者の場合)

交通事故
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人身事故はご自身で車を運転していた時に生じるだけでなく、歩行者として歩く中で巻き込まれる事があります。
年間の交通事故数は2014年度で573,842件と非常に多く発生しており、その中で負傷者数は711,374人にものぼりますので、一つの事故あたり複数が怪我をしたり命を落とす事もあるのです。
また近年では自転車による事故も多く発生していますのでいずれも注意したい所ですが、万が一にも人身事故が起きた現場に遭遇したらその場でやらなければならないことにはどのような事柄があるのでしょうか。

事故の状況を確認する

まず人身事故を起こした現場でやらなければならないこととしては、怪我の確認が優先されます。
ご自身が被害者であれば身体や怪我の状態を確かめ、また当事者ではなく目撃者として立ち会った場合には負傷者の確認を行います。
ご自身に怪我がある場合は事故の相手や周囲の人間に状態を話して救いを求めましょう。
傷が伴う場合はできうる範囲で止血し、また強烈な痛みに襲われた場合は骨折の可能性が高く、痛みが強くても身体を動かさずそのままの姿勢を保ちましょう。

ただ道路によっては交通量が多いと二次的に事故が発生する事も考えられ、動けるのであれば安全な歩道などに退避する事も重要です。
続いては警察や消防に通報する事になるのですが、この時に事故の加害者についての情報を伝えておいた方が良いでしょう。

  • 加害者によってはやましい事があると現場から逃走することもありますので、事前に名前を聞いておき車のナンバーなどについても通報時に伝えておきます。
  • 続いて怪我を負っている中では厳しい事ですが、周囲の目撃者を確保する事も重要です。
    車対歩行者の場合は基本的に車の方が不利になりますが、歩行者側の信号無視など虚偽の申し立てをされるケースもありますので、第三者である目撃者の確保はご自身を有利にする場合があるのです。

    その場で示談の申し出があったら

    また人身事故では稀にその場で示談したいと加害者から頼まれるケースがあります。
    しかし事故に関しては大小関わらず警察への通報が義務であり、目には見えない怪我についても気に掛かるところですので、

    • 相手の言葉に安易に乗らずキッパリ断わる事が現場でやらなければいけないこととして挙げられます。
    • またご自身が加入している自動車保険では、車の運転以外の歩行中の事故もカバーできる特約を付帯している事もありますので、そうしたケースでは保険会社への連絡も忘れてはいけません。

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