自動車保険には特約というものがあります。
これは自分が加入する自動車保険の補償範囲をさらに拡大してくれたり、逆に補償の範囲を限定することで保険料を安くしたりできるものです。
加入する自動車保険が本体とするなら特約はそれに付属するオプションのようなものと言えるでしょうか。
特約は自動で付帯されるものもありますが基本は任意での付帯になります。
つまり、自分にとって必要な特約はなにか、これを整理することがポイントです。
代表的な特約について
特約の数は多いのですが、その中でも代表的な特約が運転者年齢限定特約でしょう。
この特約は保険の対象となっている車を運転するドライバーの年齢を限定するもので、それによって保険料を安く抑えることが可能になります。
具体的には全年齢を対象に補償する場合、21歳以上に限定、26歳以上に限定、30歳以上に限定、36歳以上に限定といった条件があり、それぞれで保険料が変わってきます。
年齢条件の幅が狭くなるほど保険料が安くなるわけです。
保険料の負担を減らすことができるため非常に便利なのですが、限定された年齢の人しかその車を運転することができませんのでその点には注意が必要です。
この他にも運転者を家族に限定する特約や、事故対応時の弁護士費用を補償してくれる弁護士費用特約などが代表的な特約として挙げられます。
必要かどうかは人それぞれで違いますので特約の内容を把握し、付帯するべきかどうかをしっかり考えましょう。
保険会社によって特約の内容や種類は変わる
こうした特約は保険会社がそれぞれで提供しているものですので、すべての保険会社でまったく同じというわけではありません。
たとえば運転者年齢限定特約で見ても保険料の割引率が違ったり、年齢条件の設定の仕方が違ったりする可能性があります。
そもそもある保険会社では付帯できる特約が別な保険会社ではなかったりすることもありますので、自動車保険選びをする時はどんな特約が用意されているのかもチェックしておきたいところです。
もちろん特約だけを考えて保険会社選びをする必要はありませんが、自分に合った特約を付帯することができればより安心して車を運転することが可能になります。
自動車保険の一括見積りを上手く利用するなどして保険会社ごとの違いを比較し、ベストな保険会社と特約を見つけるようにしましょう。
これが理想の自動車保険に加入するための第一歩となっています。
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