告知義務と通知義務はなかなか似たような意味に捉えがちですが、もちろんハッキリとした違いがあります。
告知義務と通知義務はどんな違いがあるんですか?
告知義務は契約申し込み時に告知する義務、通知義務は契約内容の変更についてちゃんとお知らせする事を意味しています。
一般的な告知義務について
契約者が保険契約を申し込んでそれが成立した場合、当然保険料が決められて事故が発生した場合は契約内容に基づいて保険金が支払われます。
それが保険の制度だというのは言うまでもない事ですが、この契約がある限り契約者は契約する際に記載事項を正しく告げる義務が生じる事になります。
そして正しく告げる義務というのは、契約内容で禁止されている事をしていませんと告げる事と同意義になります。
つまり、告知義務とは、契約する時に一切嘘を申告せず真実だけを申告するという解釈になります。
嘘の申告にはどういったものがありますか?
告知という言葉に嘘が混じっていたらそれは告知した事にならない、という事を改めて理解してしっかりと告知義務を果たしましょう。
特に保険会社は告知義務を怠った契約者には厳しい措置を取る可能性が高いので、契約内容で嘘をつくのは絶対にダメなのは当たり前として、間違った記載をして告知義務を怠ってしまう、なんて事態にならないように気をつけましょう。
通知義務について知っておく事
保険の契約内容を変更した場合は、それを保険会社に通知する義務が発生します。
もし契約を変えたにも関わらず黙っていたら、いざ何かあった時に保険会社の対応が遅れたり狂ってしまいます。
だから契約者は必ず契約内容の変更を通知する義務がある、というのは当然の話でしょう。
そして通知する時はなるべく早めに行うのが常識です。
契約内容を変更しているのに通知義務をしておらず、通知する前に事故を起こしてしまったら保険金が支払われないこともあります。
- とにかく通知義務にしても告知義務にしても保険会社に嘘を付くとトラブルの元になる、という事です。だからこそ通知と告知をしっかり果たす必要があり、告知と通知をしっかり行っていれば保険会社とトラブルになる事はまずありえないということです。
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