任意保険が支払われない場合

お役立ち知識集
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事故は偶然でなければならない

事故を起こしてしまった時は任意保険を利用して必要な保険金を受け取ることができますが、必ず受け取れるというわけでもありません。

はな さん
保険金は必ず受け取れるんではないですか?

そのための保険ではないんですか?


あかり さん
受け取れないケースもあります。

偶然ではなく故意に起こした事故の場合は保険金を受け取ることはできません。


はな さん
どうしてですか?

あかり さん
これはどういうことかというと保険金目当ての事故を防ぐためです。

自分の意志で起こした事故でも保険金を受け取れるとなればわざと事故を起こして保険金を受け取ろうとする悪質なドライバーが出てくる可能性があるからです。

こうしたトラブルを防ぐためにも、偶然に発生した事故でなければ保険金は支払われないようになっています。

もちろんわざと事故を起こすなんてことはまずないのですが、あまり知られていないことなので注意しましょう。

保険会社の定める規約に違反した場合も支払われない

あかり さん
他にも保険会社が定めたルールに違反していると保険金を受けとることはできません。

こちらのケースの方が現実的なので、以下をご確認下さい。

保険会社では保険金の支払いにおいてさまざまなルールを設けています。

このルールに違反している場合は保険金の支払いがされず、必要な費用を自己負担しなければならなくなります。

事故の種類によってはかなりの額を自己負担しなければならなくなるので十分に注意するようにしましょう。

たとえば、事故を起こした時はすぐに保険会社に連絡をする必要があります。

もし保険会社への連絡がされないまま60日を過ぎてしまうと保険会社としては保険金を支払う義務がなくなります。

はな さん
61日目に事故を起こしたことを保険会社に連絡しても手遅れだということですね。

あかり さん
うっかり連絡を忘れていた、なんてことがないようにしましょう。

また、保険の対象となっている人以外が運転して事故を起こした場合も保険金は支払われません。

よくあるケースが運転者を限定していることによるトラブルです。

現在では保険料を安くするために運転者を限定する特約を付帯していることも少なくありません。

家族特約などがそうで、これは運転者が家族に限定されています。

ですので家族ではない知人が車を運転し事故を起こしてしまった場合は規約違反となり保険金を受け取ることができなくなります。

はな さん
特約を含め保険金の支払いにはいくつかのルールがあるということですね。

あかり さん
そういうことです。

保険の加入時には契約書によく目を通し、保険金が支払われないケースがどういったケースなのかをしっかりと把握しておくことが大切になります。

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