自動車保険に加入するためには保険料を支払う必要があります。
多くの保険に加入するほど保険料も高くなっていきますので、補償の範囲と保険料のバランスが重要になってくるのですが事故を起こすと保険料が高くなってしまうという話を聞いたことがある方も多いと思います。
どうして保険料が上がってしまうのか、以下で保険料の仕組みについて解説していきますね。
保険を使いお金が発生すると保険料があがる
まず、事故を起こすと保険料が上がるというのは正確ではありません。
事故を起こすと保険料が上がるのではなく、事故を起こした時に保険を使うと保険料が上がるというのが正しい考え方です。
このことには等級というシステムが大きく関係しています。
等級は1等級から20等級まであり、初めて自動車保険に加入する方は原則として6等級からスタートします。
加入後1年間事故を起こしていない、つまり保険を使っていなければ翌年の等級が1つ上がり、等級が上がるほど保険料が割り引かれる仕組みになっています。
事故を起こさないほど保険料が安くなるわけです。
ですが、逆に事故を起こして保険を使うと翌年の等級が下がってしまいます。
割引率が小さくなりますので結果的に保険料が高くなってしまい、これが事故を起こすと保険料が上がると言われる理由になっています。
ここでポイントになるのは保険を使うと等級が下がるという点です。
そのため軽度な損害で修理費用も数万円で済むような場合には敢えて保険を使わずに自己負担で修理するという選択肢が出てくるのです。
そうすることで保険料が上がるのを防ぐことができます。
やはり事故があれば素直に保険を使った方がよい
ただ、保険はいざという時のために加入しておくものですので必要だと感じたら迷わず保険を使う方がいいでしょう。
特に修理費用で相手への賠償金が高額になる時など保険があると非常に頼りになります。
1度保険を使ったくらいでは大幅に保険料が上がることもありませんので、まずは事故の対応をしっかりすることを考えましょう。
事故対応を第一に考えた上で保険を使うべき事故かどうかを判断するようにすれば無駄に保険を使うこともなく、結果的に保険料が上がってしまうことを防ぐことができます。
等級を下げないために事故を起こさないようにすることも大切です。
いずれにせよ事故を起こしたら保険料が上がるのではなく、保険を使ったら等級が下がり保険料が上がるということを覚えておきましょう。
自動車保険においてはこれは非常に重要な点になります。
1社1社に問い合わせるのは面倒だと思うかもしれませんが、一括見積もりサイトを活用すれば、簡単に時間をかけずに複数の保険会社の見積もりを取ることが可能です。
無料で利用できるので、保険料をなるべく抑えたいならまずは保険料の比較から始めてみてはいかがでしょうか?
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