車両保険とは事故が起きた場合に契約した被保険者の車に生じた損害に対して補償するものとなり、また事故だけでなく盗難などを始めとして幅広い事態で生じた損害に対しても補償してくれますので、車を所有する上でより安心できる保険になります。
ただ保険については付帯させる事で安心できる一方で、付帯させた事で保険料が大きく跳ね上がる事からあえて避ける場合もあるのですが、そもそもどのような内容の物であり補償はどこまでカバーされているのでしょうか。
保険の内容や補償範囲について
まず車両保険の内容についてですが、基本的には契約車両の修理費などを補償するものになり、補償範囲が広く設定されている一般型と範囲が限定されているエコノミー型（限定型）に分かれます。
まずエコノミー型についてですが、補償の範囲としては事故による衝突や接触はもちろんの事、それ以外にも盗難・火災・爆発・台風・竜巻・洪水・落書き・いたずら・ガラス破損・騒じょう等の暴力行為・物の落下や飛来・原付との接触や衝突・荷物からはみ出した積載物の衝突や接触などが含まれており、限定とはいえ補償範囲は多岐に渡ります。
一方で一般型の場合は上記に加えてそれ以外のケースでも補償の対象になり、電柱などへの衝突等の単独事故・当て逃げ・転落･転覆・自転車との衝突や接触・相手はあるが実際に接触しなかった事故なども含まれます。
ご自身の車に上記のいずれの問題が生じるかは分かりにくい所となりますが、
車両保険は費用がかさむ一方で保険を付帯しない場合は少なからぬリスクを背負う事になりますので、保険料の節約を考えた場合にはエコノミー型を選ぶ事でコストの削減が可能になります。
保険で補償されないケース
車両保険については付帯させておく事により様々なケースでご自身の車が傷ついても補償が受けられると考えている方も多いのですが、実は
保険会社のホームページを細かく確認すると保険で補償されないケースが非常に多く例示されていますので、そのあたりについてはあらかじめ知っておく必要があります。
具体的な例としては、被保険者が故意や重大な過失により生じた事故・戦争・外国の武力行使・革命・反乱・紛争・核燃料や放射能等による損害・地震・噴火・津波・国や公共団体の公権力の行使・詐欺・横領などを始めとして幅広く、一見すると革命など起こりえない項目も見られますが意外なところでは地震が対象外にされており、このあたりの内容については細かく確認しておくと良いでしょう。
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