自動車保険にもう既に何年も加入されていらっしゃる方なら、等級制度の事は当然ご存知で、今更ご説明する様な事では無いでしょう。
これから自動車保険に加入を検討されている方にご説明させて頂きますと、等級制度というのは正式名称ノンフリート等級といいます。
この等級は全部で20等級に区分されているのですが、ノンフリート等級によって、保険料が安くなったり、または高くなったりするので自動車保険の保険料の考え方においては、最も重要な要素の一つとなっています。
事故を起こしたりするとこの等級は下がり、次回の契約更新時に保険料も上がってしまいます。そして事故が無ければ等級が上がり保険料も安くなるという形になっています。
ノンフリート等級とは?
このノンフリート等級を、他社への保険に切り替える際や、家族間で引き継ぐことが可能なのかという事が気になる方は多いのではないかと思います。
ですから、他社の保険会社へ切り替えた場合、そして家族間で引き継ぐ場合に関して、ご説明差し上げます。
まず
- 他社の自動車保険に保険を切り替えた場合ですが、今まで加入していた保険会社のノンフリート等級を、そのままで新しい自動車保険に引き継ぐことが可能となっています。
- 中途解約を行ってしまった年の分の等級は途中からは引き継がれません。
- 親から子供へと保険を切り替えた場合等級を引き継げるかという点ですが、これもそのまま子供が引き継ぐことが可能です。
- 子供が親元を離れている場合です。
この場合には、親子という血縁関係があるかどうかは問題ではなく、等級の引継ぎは行う事が出来ませんから注意して下さい。
ただ、一部の共済では引継ぎが行えないというケースも確認されているとの事ですから、共済加入の場合には事前の問い合わせが必要となるでしょう。
考えられる注意点
損保からの加入なら概ね問題はありませんが、1つだけ注意しなければいけない点があります。
それは契約途中での中途解約で、他社の自動車保険へ乗り換えを行う場合です。
この場合、
つまり、残り3ヶ月という所で14等級で無事故だったとしたら、あと3か月間待ってから乗り換えれば翌年は等級も15等級へと上がりますが、満了する前に乗り換えてしまった場合、14等級というのは引き継がれますが、ここまでの9か月はカウントされずまた0ヶ月からのスタートとなります。
次に
例えば父親が17等級で、その車両を子供が譲り受けるという場合、子供もまたそのまま17等級を引き継ぐ事が可能です。
但し一つ、この場合にも注意点があります。
それは
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