あなたが事故を起こした事がある、もしくは事故の被害者となったり、事故を起こした方の話を聞いている際に、何対何だと、数字の話をされているのを聞いた事があるかもしれません。
これは、その責任の割合を指しているケースがほとんどなのですが、この比率がまさに過失割合です。
その過失割合は、主には過去に実際に起こった事故で裁判となった際の、過去の判例が参考になるというケースが現在はほとんどとなっています。
既に、実際に事故として考えられるパターンのほとんどは実際に起こっており、裁判として争われた例があるので、毎回同じケースで実際に裁判を起こすという様なケースは無く、どうしてもその判例から決定された過失割合に納得がいかないという場合に限って、裁判が行われるケースがあります。
起こりやすい事故の種類について
実際に、よく起こる事故のパターンとしては、まず自動車同士の事故が挙げられます。
この自動車同士の事故には、交差点においては、直進車同士の事故、右折車と直進車との事故があります。
例えばこの直進車同士の事故というケースだけを見ても、まずその交差点には信号はあったのか、信号があったとしたら、その衝突は青信号と赤信号の際の事故だったのか、それとも黄信号と赤信号のタイミングだったのか、はたまた赤信号同士の時だったのかというように分けられ、それぞれの場合に過失割合が異なる事になります。
そして信号がもしなかった場合にも、両方の道幅が同じ交差点だったのか、それとも道幅が明らかに違っていたのかなどが過失割合の争点になります。
それだけではなく、一方通行違反は果たしてあったのか、一方が優先道路だったという事は無いか、もしくは一方に一時停止の規制は無かったのかなどという事によっても、その割合は変わってくる事になります。
また、歩行者用の押ボタン信号が青で、車両用の信号がないケースや、交差点道路が赤信号だった場合など、少し稀なケースにおいても、既に過去の判例として存在し、そこから過失割合は判断する事が可能となっています。
他にも歩行者と自動車の事故、自動車と2輪車の事故、自動車と自転車、または高速道路での事故など、考えられるほとんどのケースで過失割合は既に決まっています。
基本的には保険会社が対応してくれるので特に心配することはないでしょう。
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