保険会社や代理店が勧める「おすすめプラン」とは

お役立ち知識集
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あなたにとって保険とはどのような存在でしょうか。
自動車保険に限ったことではありませんが、とりあえず入っておけば安心という気持ちで入っている方も多いのではないでしょうか。
しかし本来であれば、保険は自分の状況に合っているものに入らないと意味はありません。

はな さん
自分に合った自動車保険に入るにはどうしたらいいでしょうか?

あかり さん
こちらでは、保険会社や代理店がおすすめプランとして勧める保険と、実際に加入すべき保険について解説します。

自分に合った保険に加入するための参考にしてください。

おすすめプランは本当にお勧めなのか

車を購入した際などにディーラーで勧められたままに保険に加入したという方も多いと思います。
内容が難しいからと、しっかり確認しないで加入し、後から保険料が高い事に気付いたり、実際に保険を使う段階で補償が思ったように受けられなかったりと後悔する人も多いようです。
実際、セールスマンが言うところの「おすすめプラン」というのは、あなたにとってお勧めのプランなのでしょうか。
「おすすめプラン」と言われると、あたかもあなたの事を考えてプランを練ってくれたように感じ、予算の範囲内であればそのまま加入してしまう人もいるかもしれません。

はな さん
セールスマンが勧めてくるプランは私に合った「おすすめプラン」という訳ではないんでしょうか?

あかり さん
「おすすめプラン」というのは、保険会社が様々な特約などを付けて保険をセットにした商品です。

色々なケースに対応できで確かに補償は充実しているかもしれませんが、その分保険料も高く設定されている事がほとんどです。


はな さん
そうなんですね。

あかり さん
そして、最も重要なのはその「おすすめプラン」は、あなたにとって最適なプランというわけではありません。

その人の運転の頻度、運転のシーン、または家族状況などによって、どんなリスクに備えるべきかは違います。
本来保険はそれらを考え合わせて選ぶ必要がありますが、おすすめプランは誰に対しても同じ保険が提案されているのです。
余談にはなりますが、日本人は「ランキング1位」や「おすすめ」という言葉に弱いようです。
自分の意志よりも、他の人がどうしているかや、どう思うかを考える傾向にあるのです。
そのため、セールスマンに「これがおすすめですよ」「ランキング1位ですよ」などと言われると、ついそれだけで選んでしまうのです。
またセールスマンが「手厚い補償の方が良いですか?」などと質問し「はい」と答えると、充実プランへの加入を勧められたりする事もあります。
しかしこのような質問で保険を決めさせるセールスマンというのは、実は保険の知識があまりないか、もしくは客の立場になって保険を考えていない可能性が高いです。
本来であれば、先ほども少し書きましたが「家族構成」「車の使用頻度」などを聞き、免責金額の設定などについても詳しく説明して保険に加入してもらうのがセールスマンの仕事です。
なぜならそれらによって加入すべき保険は変わってくるからです。
セールスマンに言われるがままに加入した保険を毎年更新し続けていると、後から後悔する事にもなり兼ねません。
不必要な特約に高い保険料を支払い続けていたり、実際に事故などが起こった時に必要な補償を受けられなかったりといった事もあるかもしれません。
はな さん
どんなリスクに備えるかをしっかりと考え、自分の運転シーンに合った保険を選ぶ必要があるんですね。

あかり さん
その通りです。

保険料と補償のバランスの良い保険に加入するためにも、いま一度自分の入っている保険を見直してみるというのも大事な事です。


車の販売店のセールスマンの中には、もちろんお客様の事を考えて保険を選んで勧めてくれる人もいるでしょう。
しかし「おすすめプラン」が実際に自分にとってベストな保険であるかどうかは、しっかり見極めてから加入すべきです。
保険の事は難しいと思っておまかせにしてしまいがちですが、決して安くはない保険料を支払い続けるわけですから、自分で勉強してみる事も必要です。

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