自動車保険に加入する際、年齢条件が低い場合や、全年齢対象にした場合には、保険料が高くなります。
会社によって異なります。
それぞれの会社の割引率をご紹介したいと思うので、参考にしてください。
年齢条件で最大75%も差が出る事がある
自動車保険の年齢条件は、事故が起きた時補償を受ける事ができる運転者の年齢を制限するものです。
- 全年齢補償
- 21歳以上補償
- 26歳以上補償
- 30歳以上補償
- 35歳以上補償
- 60歳以上70歳未満補償
- 70歳以上
全年齢補償が最も保険料が高く、補償する年齢が上がるに従って保険料は安くなります。
ただし60歳を超えると再び保険料が上昇します。
保険会社別の年齢条件による割引率
いくつかの自動車保険の会社別の、年齢条件と保険料割引率を見て行きましょう。
- 30歳以上 … 75%
- 26歳以上 … 73%
- 21歳以上 … 51%
- 全年齢 … 0%
- 35歳以上 … 73%
- 26歳以上 … 69%
- 21歳以上 … 45%
- 全年齢 … 0%
- 35歳以上 … 62%
- 26歳以上 … 61%
- 21歳以上 … 40%
- 全年齢 … 0%
- 35歳以上 … 69%
- 26歳以上 … 67%
- 21歳以上 … 55%
- 全年齢 … 0%
- 35歳以上 … 73%
- 26歳以上 … 71%
- 21歳以上 … 47%
- 全年齢 … 0%
- 35歳以上 … 70%
- 26歳以上 … 66%
- 21歳以上 … 40%
- 全年齢 … 0%
トヨタプリウスでの例
自動車保険の保険料は年齢条件だけではなく、車種や被保険者の等級など様々な要素で決まる事になります。
- 全年齢補償 … 28%割増 : 71,052円
- 21歳以上補償 … 3%割増 : 57,175円
- 26歳以上補償 … 9%割引 : 50,514円
このように、年齢条件が異なるだけで2万円程の差が出ます。
自動車保険の年齢条件の設定は、契約者しか行えません。
自分で申し出ないと、最初に契約した時の年齢条件のままになっていて損をしている可能性もあります。
年齢条件の対象となる人
年齢条件の対象となる人は、被保険者とその配偶者、それに同居の親族のみです。
適用外の人が運転して事故になった場合には、年齢条件より低い年齢の人が運転していたとしても補償されます。(例えば、20歳で一人暮らしをしている子供は年齢条件が35歳以上に設定してあった場合も補償はされます。)
家族でも、同居していなければ年齢条件の対象にはなりません。
しかし年齢条件の他に、運転者条件というものもあり、こちらの条件も合わせてチェックしないといけません。
自動車保険の運転者条件
自動車保険の保険料を決める際には、年齢条件と合わせて運転者条件も大きな要素となります。
- 本人限定
- 配偶者限定
- 家族限定
- 限定なし
上に行くほど、割引率は大きくなりますので、その分保険料は安くなっていきます
家族限定でいう「家族」は、本人・配偶者・同居の親族、それに別居している未婚の子です。
もしも同居する子供が、家の車を運転するようになったら、運転者条件を本人限定や配偶者限定から、家族限定に変更しないと事故が起きた時に補償されないので注意が必要です。
自動車保険の年齢条件の設定のポイント
年齢条件の基準日は誕生日そのものです。年度は関係ありません。
ですから契約の途中であっても本人や家族の誕生日がきて、年齢条件の設定を変えられる年齢になった時には、年齢条件を変更する事で保険料が安くなり、その分払い戻されます。
もし友人や知人が運転する可能性がある場合、家族限定にしていたらその友人や知人が運転している際の事故は補償されません。
年齢条件は本人と家族のみに適用される条件なので、家族限定でなければ年齢にかかわらず友人や知人も補償されます。
親の所有する車を同居の子供が運転している場合には、年齢条件はその子供に合わせて設定している事だと思います。
もしその子供が別居する事になった時には、同居の家族ではなくなるため年齢条件の適用外になります。
ですから年齢条件を本人や配偶者に合わせて設定し直す事で、保険料が安くなります。
業務で使う車は、自家用車に比べて事故のリスクが高いと判断され、保険会社によっては年齢条件の設定ができない事があります。
自動車保険を法人で利用していて、年齢条件を設定する場合には、5ナンバーよりも4ナンバーでの加入の方が割安になります。
ただし通販型の場合には逆に割高になる事もあるので、この条件は代理店型の保険のみにあてはまります。
自動車保険の年齢条件の設定・変更の方法
通販型の場合
通販型の自動車保険は、契約などの手続きはインターネットを使って行いますが、年齢条件の変更等の手続きも、インターネットから簡単に行える事がほとんどです。
また電話連絡でも変更はできます。
お店に行く事なく手続きができるので、忙しい方でも思い立ったらすぐに変更できます。
代理店型の場合
代理店型の場合、保険代理店の担当者に年齢条件の変更を依頼します。
通販型と違い、相談しながら変更手続きができるので、わからない事がある方等は安心です。
また代理店型の場合には、長い付き合いになると家族構成なども把握して、担当者側から年齢条件の変更を提案してくれる事もあります。
契約更新時には必ず年齢条件や運転者条件を見直す
前項で、代理店型の場合には担当者から提案される事もあると書きましたが、基本的には年齢条件や運転者条件などの契約内容は、自分でしっかりと把握し、変更の必要が生じた時には手続きをするようにしましょう。
年齢条件などは契約の途中でも変更できますが、1年に1度の契約更新時にはさらに念入りに契約を見直すようにすると、保険料を今より安くできる事もあります。
今と同条件で今より安い自動車保険はないか、一括見積サイトを利用して探してみるのもおすすめです。
まとめ
- 年齢条件の基準は誕生日
- 同じ条件でも保険会社によって割引率は違う
- 同じ条件でも安い保険を探すのには一括見積サイトを利用すると便利
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