軽自動車の自動車保険の相場はいくら位なのでしょうか?
また普通自動車と比べる、保険料の違いはどの程度なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
こちらでは軽自動車の保険料の相場をお伝えするとともに、保険料を安くする方法をご紹介したいと思います。
参考にしてくださいね。
軽自動車の保険料の見積もり結果
軽自動車の自動車保険の保険料について、数社から見積もりを取ってみました。
その中で最安値だった保険会社では、車両保険ありで年間5万円程度、車両保険なしで45,000円程であり、月にすると約5,000円になりました。(26歳以上・配偶者限定)
軽自動車の場合、車種によって自動車保険の保険料が変わるという事はありません。
普通自動車では保険料の算出に型式別料率を用いますが、軽自動車ではそれを使いません。
型式別料率は、車の型式によって事故のリスクが異なるという事によって保険料も差を付けるものですが、軽自動車の場合には、どの車種であっても事故のリスクは同じであると判断されるのです。
ただし、自動車保険の保険料は、運転者の条件や補償内容によっても、大きく金額が違ってきます。
保険会社別の保険料比較
いくつかの保険会社での見積もり結果は次の通りです。
- 条件:ホンダN-BOXの新車・本人限定・年間走行距離5,000km・事故なし
おとなの自動車保険
21歳以上 | 26歳以上 | 30歳以上 | |
---|---|---|---|
6等級 | 75,060円 | 74,790円 | 53,190円 |
7等級 | 65,810円 | 52,240円 | 51,880円 |
16等級 | 46,280円 | 38,350円 | 33,480円 |
20等級 | 33,720円 | 27,600円 | 23,850円 |
東京海上日動
21歳以上 | 26歳以上 | 30歳以上 | |
---|---|---|---|
6等級 | 165,472円 | 152,743円 | 132,377円 |
7等級 | 140,000円 | 132,000円 | 114,400円 |
16等級 | 98,057円 | 90,514円 | 78,446円 |
20等級 | 96,014円 | 88,629円 | 76,811円 |
SBI損保
21歳以上 | 26歳以上 | 30歳以上 | |
---|---|---|---|
6等級 | 142,440円 | 97,250円 | 81,360円 |
7等級 | 48,370円 | 39,260円 | 33,790円 |
16等級 | 34,410円 | 28,120円 | 24,340円 |
20等級 | 25,930円 | 21,360円 | 18,610円 |
軽自動車と普通自動車の保険料の比較
次に、軽自動車と普通自動車の保険料を比較してみたいと思います。(ソニー損保・6等級)
- タント(軽自動車)
20歳 : 142,620円
24歳 : 64,580円
35歳 : 34,480円
- パッソ(普通自動車)
20歳 : 166,080円
24歳 : 74,490円
35歳 : 39,300円
こちらの保険会社の場合では、普通自動車の保険料に比べ軽自動車の保険料は約8割程度になる事がわかりました。
また、営業ナンバーかそうでないかによっても保険料は変わりますので、比較してみます。
- スズキ エブリ・35歳以上・ゴールド免許)
営業ナンバー(4ナンバー) : 77,320円
普通ナンバー : 57,560円
軽自動車の保険料が普通自動車よりも安い理由
ここまで軽自動車の自動車保険の保険料の相場についてご紹介してきましたが、ではなぜ軽自動車の保険料が普通自動車の保険料と比べて、安く設定されているのか、その理由をご説明したいと思います。
理由は大きく挙げるとふたつあります。
保険料が安い理由のひとつめは、軽自動車は普通自動車に比べて、事故のリスクが低いと保険会社が判断しているからです。
当然のことながら、事故に合うリスクが高ければ保険会社は保険金を支払うリスクも高くなるため、保険料も高くなります。
例えば、スポーツカーは、スピードを出して走行する可能性が高いため、その分事故のリスクも高いと判断されるので、必然的に保険料も高くなります。
また高級車は修理に掛かる費用も高くなるので、その分保険料は高く設定されます。
保険会社ではそれらを車両料率といい、車のランクによって保険料が決まる仕組みを取り入れています。
一方、軽自動車は基本的にスピードもそれほど出さない上、車両の修理にも大きな金額が掛からない傾向にあるため、保険料が安く設定されています。
現在はスポーツタイプの軽自動車や、広い空間の軽自動車も多く販売されてはいますが、一般的に事故リスクが低い車両が多く流通しているので、全て安い保険料になっています。
また保険料だけでなく、軽自動車は自動車税や車検費用も普通自動車よりも安いので、全体的な維持費も安く抑える事が出来ます。
軽自動車は自賠責保険の保険料も、普通自動車よりも安くなっています。
自賠責保険は車検の際に、強制的に加入する事になる保険です。
- 普通自動車
自賠責保険(2年に1回) : 29,000円
車検費用(2年に1回) : 60,000~70,000円
自動車税(最も安い場合) : 34,500円
- 軽自動車
自賠責保険(2年に1回) : 27,500円
車検費用(2年に1回) : 30,000~40,000円
自動車税(最も安い場合) : 7,200円
このように自賠責保険の保険料の差は1,500円とそれほど大きいものではないかもしれませんが、車検費用や税金の事も考え合わせると、トータルの維持費は軽自動車の方が低い事がわかります。
年齢条件や運転者条件を付ける事で保険料が安くなる
自動車保険の保険料は、運転する人の年齢によっても変わってきます。
保険会社の多くでは、運転者の年齢を限定する事によって、その年齢が高いほど保険料を安くできます。
また運転をする人を限定する事によっても、自動車保険の保険料は安くする事ができます。
本人限定が最も安く、その次に本人と配偶者だけが補償される配偶者限定、そして子供なども運転できる家族限定の順になり、誰でも運転できるように運転者の限定を付けない保険料が最も高いのです。
軽自動車の保険料をさらに安くする方法
・自分しか運転しない場合には「本人限定」にする
・車両保険の免責額を10万円以上に設定
・満期日よりも3ヶ月以上前に申し込む
先程もご説明しましたが、本人しか運転しないのならば、本人限定にする事、そして年齢も自分の年齢に合わせた条件に限定する事で、保険料が安く出来ます。
また事故で車を修理する際に自己負担となる免責額を、高く設定すればするほど、保険料は安くなります。
さらに満期日より3か月以上前に申し込みをするなどすると、早期割引で保険料が安くなる保険会社もあります。
保険料の一括見積サイトを利用する
同じ条件であっても、保険会社によって保険料は異なります。
それをひとつひとつ自分で調べるのは大変な作業ですが、1回の入力で複数の会社の保険料の見積もりを取れるのが一括見積サイトです。
これによって、初めて自動車保険に加入するという方であっても、保険料の相場もわかって来る事だと思います。
まとめ
- 軽自動車の自動車保険の保険料は普通自動車より安い
- 軽自動車の自動車保険の保険料は全車種同じ
- 軽自動車の自動車保険の保険料は一括見積サイトで比較する
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