※こちらのプロテクト特約は現在販売されていません。
自動車保険にはさまざまな特約と呼ばれる補償がありますが、その中の1つにプロテクト特約というものがあります。
プロテクトというのは守るといった意味になるのですが、この場合は等級を守るという意味になります。
自動車保険には1等級から20等級までの等級があり、等級によって保険料が変わってきます。
はじめは6等級となっており、1年間事故を起こさない、つまり保険を利用することがなければ次の年から1等級上がっていきます。
等級が上がれば上がるほど保険料が割引されていき、保険料を安く抑えるためには等級を上げることが重要になります。
ですが、逆に事故を起こして保険を利用すると次の年に等級が下がってしまいます。
その分保険料が高くなってしまうわけです。
ここで便利なのがプロテクト特約です。
プロテクト特約のメリット
プロテクト特約は1度の事故であれば等級を下げずに済み、そのままの等級を維持することができます。
保険料を上げることなく保険を利用できる仕組みです。
1度だけという条件はあるものの保険に加入する私達にとっては大きなメリットがあると言えます。
ここで大切になるのがこのプロテクト特約を付帯するべきかどうかの判断です。
特約を付帯するにもお金がかかりますから絶対に事故を起こさないという前提であればお金を無駄に支払うことになるとも考えられます。
もちろん車を運転する以上事故の可能性は常にありますので絶対に事故を起こさないとは言えないのですが、自分がどのくらいの頻度で車を運転するのか、運転する距離はどのくらいなのかなどを把握したうえでプロテクト特約が必要かどうかを判断する必要があります。
たとえば月に数回しか車に乗らず、しかも近所に買い物に行くだけという場合などはプロテクト特約を付帯する必要性は薄いと言えます。
逆に
通勤で毎日長距離を車で移動するという場合は事故の可能性も高くなりますのでプロテクト特約を付帯することはメリットになるでしょう。
プロテクト特約についての注意点を知っておく
非常に便利なプロテクト特約ですが、必要かどうかはドライバー1人1人で違ってきます。
必ず付帯しておくべきというわけではありませんので、他の特約の付帯や保険料などを考慮して考えるようにしましょう。
保険は手厚い方が心配は少ないのですが、だからといってむやみやたらに手厚くしようとすると保険料が高くなってしまいます。
経済的に大きな負担になってしまうようでは大変ですのでバランスを重視することも大切でしょう。
自分が事故を起こす可能性はどのくらいなのか、これをしっかり検討してください。
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