一般的な自動車保険では、契約の段階で被保険者が利用する車の車種、そして使用目的を確認します。
これらに変更があった場合は変更のための手続きを行うことになるのですがもしこの手続をしないでいるとどうなるのでしょう。
まず、なぜこの2点を確認するのか?なのですがこれには保険料が大きく関わってきます。
たとえば、使用目的は大きく分けてレジャー、通勤の2つに分けることができます。
レジャーの場合は毎日車に乗るわけではありませんが通勤の場合だとほぼ毎日乗ることになります。
車の利用頻度が違えば当然事故の確率も変わってきます。
レジャーよりも通勤の方が事故の確率は高くなるといえ、これは保険会社から見ると保険金を支払うことになる確率が高いということです。
そこでレジャーよりも通勤の方が保険料が高くなることが多く、
保険料は車に乗る頻度、つまり事故の確率によって決定されていると考えられます。
このことを踏まえて変更について考えてみよう
保険の契約時はレジャー目的で契約をし、その後通勤に使用することになったとしましょう。
事故の確率が高くなるわけですから保険料も高くなります。
ですが変更しないでいると従来のレジャー目的のまま保険料を支払うことになります。
保険料は安いままのためお得なようにも感じますがこの状態は非常に危険です。
いざ事故を起こしてしまった時に保険金が支払われない可能性が出てくるからです。
必要な通じを怠ったということで契約そのものを解除されることもあり、
車種、使用目的の変更は必ず行わなければなりません。
最悪の場合保険に加入している意味がなくなってしまいます。
ただ、この点については絶対に保険金が支払われないということでもなく、悪質、故意だとみなされた場合に限定されるようです。
うっかり変更手続きを忘れてしまっていた場合や、一時的に使用目的が変わってしまった場合などは問題なく保険金が支払われるケースも少なくありません。
基本は迅速に手続きを
とはいえ、やはり変更の手続きはすぐに済ませるのが基本です。
場合によっては保険料が高くなってしまい負担が増えることもありますが、万が一の時に自分を守るために必要な出費になりますのでその場の損得勘定で考えるのは危険です。
保険料は各保険会社でも違いますし、車種や使用目的の変更があった場合は保険そのものを変えるという選択肢も考えるべきでしょう。
一括見積りサービスを使えば手軽に保険を比較することができますし結果的に保険料を安く抑えられるかもしれません。
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