2011年に販売が開始された1日自動車保険は、今では多くの保険会社から提供されており一般的になっています。
他の人の車を借りて運転する時などに、重宝する1日自動車保険ですが、他にどんな使い道があるのでしょうか?
初めて1日自動車保険という言葉を聞いたという人でも、補償内容やメリット、意外な使い方を知られるお役立ち情報をお伝えします。
1日自動車保険って何?
普通の自動車保険は1年などの期間の括りで契約を更新していきますが、1日自動車保険は、最短で1日から最長7日まで契約をする事が出来ます。
誰かの車を借りて運転する時も、借りている車の補償や何かあった時のロードアシストなども含まれているので、手厚い補償を期待する事が出来ます。
さらに車両補償を選べるプランが設定されている保険商品があります。当然ですが車両補償ありのほうが保険料は高くなります。
1日自動車保険には沢山のオプションが用意されていて、車の中に残してあった手荷物が破損した時に補償してくれる特約などは人気です。
数百円の保険料をプラスするだけで、ゴルフセットやカメラ、パソコンなど車の中に置いてあった私物が壊れた時に補償をしてくれるのです。
1日自動車保険のメリット
保険の加入の場合、書類の郵送などが必要と思うかもしれませんが、煩わしい手続きが無いのがメリットです。
保険代理店などが開いていない夜の時間や、週末、そして祝日などに他の人の車を運転する時などに、スマホですぐに申し込めるのは便利です。
たった1日の保険ですので、保険料も非常に安く負担が少ないのもメリットです。
自動車保険の会社によっては、何度か1日自動車保険を利用して無事故だった時には、次の保険の利用の時から保険料の割引をしてくれるサービスを行っています。
1年間の普通の自動車保険を契約する時にも、この割引が適用されるのでお得なサービスです。
これから自分の車を購入しようと思っている時、1日自動車保険を利用していると、割安で保険の契約が出来るのは嬉しい特典です。
どんなときに使えるの?
一般の自動車保険に入っていると、等級制度が採用されています。
そのために、事故を起こして保険を利用すると、翌年から事故あり等級が適用されたり、等級が3つ下がったりして保険料が高くなってしまいます。反対に保険を使わずに経過すると、翌年には等級が一つ上がり保険料が安くなるのです。
遠出の時などは事故のリスクが高くなるので、等級対策として、1日自動車保険を利用する事が出来るでしょう。
帰省する時などは、普段とは違う道を走るので、事故のリスクが高くなるものです。
しかし1日自動車保険に入っていると、事故が起きても等級の心配をしなくてもよくなります。
自分の車ではなく親や友達の車を使う時にも、事故を起こして等級を下げてしまわないために、1日自動車保険に入っておくと安心でしょう。
保険を見直す時に、運転者限定に設定すると保険料が安くなります。
よく車を利用する人の名義で運転者限定の条件付きで保険を契約し、たまにしか運転しない家族は1日自動車保険を利用するようにすると、1年の自動車保険料を安くする事が可能です。
ドライバー保険とどう違うの?
ドライバー保険と1日自動車保険の違いが分からないと感じるかも知れません。
どちらの保険も運転者本人に保険を掛けるという点で同じですが、1日自動車保険の様にドライバー保険は全ての車に対応している訳ではありません。
また大きな違いとして1日自動車保険は短期の保険ですが、ドライバー保険は長期の保険となっています。
ドライバー保険が対象にしているのは、マイカーを持っていないドライバーです。他の人の車を運転する機会が多い人が入る保険となっています。
ごくたまにしか他人の車を運転しないのであれば、1日自動車保険で十分ですが、定期的に他の人の車を利用する場合はドライバー保険に入っておくと良いでしょう。
1日自動車保険やドライバー保険など、一般的な自動車保険以外にも多くの保険の種類があります。
それぞれの保険商品によってサービスが違うので、どの保険が自分に合っているのか調べるのは大変だと感じるかも知れません。
自動車保険一括見積もりサービスは、数ある保険の中からお勧めの保険を見つけやすくなっています。自分に合っている保険を探す時間と手間を節約する事が出来るので、忙しい方などは一度利用してみるのも良いでしょう。
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