連続で事故を起こした人は車両保険に入れない事がありますが、絶対的に入れないわけではありません。自動車保険の会社が事故原因や事故の履歴などを検討して、翌年の契約を引き受けるか引き受け拒否するかを決めるのです。
どんなケースで引き受け拒否されるのか、事故を起こして1等級や2等級になった場合はどうなるのか、以下で説明していきますね。
連続事故で車両保険に入れないケース
自動車保険は新規加入だと6等級から始まりますが、すでに事故を起こして1等級や2等級になっているケースは、翌年の契約引き受けを拒否される事があります。
すでに事故あり等級が適用されていて、あまりにも事故の常連になっているケースも車両保険に入れません。
もらい事故が続いたとしても、本人の不注意の度合いがあまりにもひどかったり、危険予測が出来ていなかったりすると、車両保険に翌年も入る事は難しいでしょう。
自動車保険の会社によっては、制限付きで翌年の契約を更新させてくれますが、その条件は車両保険なしというケースが多くあります。
一年間に三回以上の事故を起こしていたり、飲酒運転をして逮捕されたりした人も契約を更新されない事があります。
自動車保険の会社によって自分の過失で事故を多く起こしている人や、保険金を支払うリスクが非常に高いと見なされると、他社でも車両保険に入る事が出来なくなります。
1等級になったらどうすれば良い?
自分の等級が1等級だったり、事故ありの一桁等級の場合は、現在契約中の保険会社しか契約してくれない場合がほとんどです。
他の保険会社では新規の契約をリスクが高すぎると判断して、受け入れてくれない可能性が高くなります。
13ヶ月経つと14ヶ月目以降に新たに車両保険に加入する事ができ、6等級からスタートする事が可能です。
もし13ヶ月間の間、どうしても車が必要な時には、家族名義で新しい車を増車する事が出来ます。家族名義で自動車保険に入ってもらい、その保険の適用を契約者家族として受けていくのです。
もしくは、車が必要な時だけレンタカーを使ったり、友人の車を借りたり出来るでしょう。レンタカーは保険が付帯しますし、友人の車を借りる時の1日保険は1等級であっても加入できます。
1等級になりやすい人はどんな人?
注意散漫な人やブレーキポイントが遅い人で、なぜ自分がいつも運転しているとヒヤッとする場面が多いのかを理解していない人は気をつけなければいけません。
運転していて危ない場面が自分は多いと思うなら、家族や友人に自分の運転の問題点を尋ねてみると良いでしょう。
石橋を叩いて渡るような慎重な運転が出来ない人も注意する必要があります。
「ここは一時停止をしなくても大丈夫だろう」と考えるのでは無く、「もしかしたら自転車や歩行者が飛び出してくるかも知れない」と危険予測が出来る人は事故の数が少なくなります。
ダイレクト型保険は厳しいって本当?
2回以上の事故の経験があり1桁の事故あり等級の方は、ダイレクト型保険からは引き受けを拒否される可能性があります。
ダイレクト型保険は保険料が安いメリットがありますが、それは厳しいリスク管理をしているからこその安さと言えます。つまり保険金の支払いリスクが少ない契約者をたくさん持つ事によって、保険料を安くしているのです。
連続事故を起こしている契約者は、早めに契約解除される危険があります。
反対に代理店型保険は、柔軟に対応してくれる場合があります。ダイレクト型保険で契約を断られても、条件付きで契約をしてくれる事があるのです。
前の項で述べたように免責金額を上げた上で、車両保険だけの加入などを引き受けてくれるかも知れません。
ないですよね……?!
いかに多くの保険会社から情報を集めるかがカギになります。
一括見積もりサービスを利用すれば一回の作業で、幾つもの保険会社からの見積もりを取る事が出来るので便利です。
このサービスを使って年間の保険料が数万円も浮いたという方が沢山いらっしゃいますので、今度の保険の切り替えの時には試してみるのも良いかも知れません。
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