免責事由とは

かんたん用語解説
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基本的に自動車保険に限らず、保険というのは万が一のことがあった時に補償をしてくれるものです。しかし、どんな条件であっても契約をした保険金が支払われるとは限りません。

保険会社は保険契約をしていたとしても、

  • 保険金を支払わなくても良いケースというのを持っているのです。この保険金を支払わなくて良いケースのことを、総じて免責事由と呼んでいます。
  • 自動車保険における免責事由ってなに?

    自動車保険において、保険金が支払われる前提条件として、偶発的に起きた事故であることというものがあります。言い換えれば、故意に起こした事故に関しては保険金は支払いませんとなるのです。こうした免責事由については詳しくは保険約款に記載されていますので、しっかりと確認しておくと良いでしょう。ここでは代表的な免責事由をいくつか紹介していきます。

    最も代表的なのが上であげた故意に起こした事故というものです。保険金目当てに故意に事故を起こす例というのもありますし、ぶつけてやろうと考えて事故を起こした場合にしても偶然起きた事故とは言えません。このように故意に起こした事故と判断されてしまえば、保険金の支払いはなくなってしまいます。

    他にも良くあるのが、運転者限定や年齢条件限定などをしている場合に、その条件を違反してしまうことです。自動車保険の保険料を節約する時に、良く使われるのが運転者限定や運転者の年齢条件設定です。運転者限定と言うのは、被保険記名者のみが運転者とするのか、配偶者も含めるのか、家族限定にするのか、といったようにそれぞれの条件設定をします。

    勿論のこと運転者の区分が狭くなればなるほど保険料は節約ができるの利用している人も少なくありません。年齢条件とはドライバーの年齢条件のことで、20歳未満、25歳未満、30歳以上などのような区切りがあり、年齢が高くなればなるほど保険料が節約できるものです。運転者が被保険記名者のみであれば、その人の年齢にあわせて設定しておけば問題ありません。

    しかし、

    家族限定などのように幅広い運転者限定をしている場合では、運転できる人の加減年齢にあわせる必要があるのです。つまり、被保険記名者のみという形で運転者限定をしている場合に、配偶者が事故を起こしてしまったというケースや、年齢制限を30歳以上にしているのに免許を取立ての子どもが運転をして事故を起こしたケース、などでは契約違反となるのです。この場合、免責事由に該当しますので、保険金の支払いはなされません。

    他にはどんな理由で免責事由が該当する

    実は事故を起こしてから60日以上経過してから、保険会社に報告をした場合というのも免責事由の1つです。基本的に自動車保険では事故後すぐのタイミングで連絡をする必要があるのですが、そのまま放置をしていると免責事由に該当しますので気をつけておきましょう。

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