少し自動車保険とは離れてしまうのですが、通行帯違反という言葉があります。違反と名がついているように、これは道路交通法における違反の1つです。しかし、ほとんど知られていない割には検挙率が高いという厄介なものですので、紹介しておきましょう。
通行帯違反ってどんな違反なの?
- 簡単に書いてしまいますと、高速道路で追い越し車線をずっと走っていると通行帯違反として切符を切られるのです。
- 通行帯違反をしないようにするには基本的に追い越し車線は利用しない、利用しても追い越しができれば車線変更をする、この2つを遵守しておくのが無難です。
成24年度のデータになるのですが、この通行帯違反での検挙数はなんと第3位となっており、かなりの人が違反となっています。ちなみに1位は速度違反で、2位はシートベルト装着義務違反ですので、3位に通行帯違反が入っているのは不思議に思う人も多いでしょう。
高速道路の追い越し車線を走っているだけで違反、このことを知らない人は多いはずです。教習所で習わなかったという人もいるかもしれませんが、きちんと道路交通法で定められています。道路交通法の条文を持ってきますと長くなるので、簡単にまとめてしまいますと、高速道路を走る時、通行帯が2つある道路では左側の通行帯を走りなさい、通行帯が3つある以上ある場合ですと一番右側以外を走りなさいとあるのです。つまり、最も右側は常に開けておく必要があるという話になります。
ですので、追い越し車線である右側の通行帯をずっと走っていると、道路交通法違反として検挙されてしまうのです。では、追い越し車線は使っちゃダメなのと思う人もいるかもしれませんが、こちらもきちんと道路交通法で規定があります。
こちらも簡単にまとめてしまいますと、大きくは3つです。追い越しをする時に利用する、緊急自動車に道を譲る場合、道路状況などでやむを得ず走らないといけない場合です。
このケースであれば、追い越し車線を走っても問題ありません。ですので、追い越し車線を使って追い越しをするのは良いのですが、そのまま車線変更をしないと通行帯違反となるのです。
通行帯違反はどうやって決まるの?
先に結論を書いておきますが、通行帯違反における明確な基準はありません。取り締まりをしている警察官次第とも言えるのですが、その時の道路状況などを鑑みて、現場の警察官が個別に判断するそうです。
ですので、これだけの距離を走ったから違反となるのではなく、あくまでもその時の状況によって決まると考えてください。ですので、
コメント