もらい事故は自分に落ち度が全くない状況、責任割合で言うなら自分の責任が0、相手の責任が10であるような事故です。
実は交通事故というのはもらい事故、どちらか片方が完全なる被害者でもう片方が完全な加害者、みたいなケースが本当に多いです。
交通事故と聞くと派手な衝突事故を思い浮かべるかもしれませんが、意外とお互いのよそ見が原因の同時衝突事故や、どちらも半々の責任がある衝突事故といった事故が多発している訳ではありません。
もらい事故が起きやすい理由
以下を参考にして下さい。
もし衝突事故が起きるとしたら、歩行者が角を曲がったら自動車が出てきた、みたいな感じで視界に車やバイクが不意に飛び込んでくるようなケースが多いと思われます。
しかしこのような事故の場合、両方がよそ見をしていたという状況よりも、どちらか片方がよそ見をしていた方が可能性としては高いはずです。
酔っぱらい運転や信号無視で事故が起きた場合も、当然酔っぱらい運転や信号無視をしていた方に完全な落ち度があります。
交通事故が起きる原因は酔っぱらい運転、信号無視、片方のよそ見でもう片方が避けきれなかったみたいな例がとても多いです。
そして確率的に考えて両方がよそ見をしていた、両方が信号無視をしてぶつかった、という状況はさすがにそうそう起きる事ではない、従って交通事故はもらい事故が多いという結論になる訳です。
どちらか一方がよそ見をしていたと考えるのが自然です。
但し、走行中の車同士の事故の場合はいわゆる10:0といった過失割合になることはほとんどないので、もらい事故扱いになることはありません。
もらい事故は具体的にどんな事故ですか?
もらい事故の問題点
もらい事故の場合は保険会社が被害者の代わりに相手と交渉する事が出来ません。
それに素人が自分で交渉するのはさすがに無理がある話なので、 もらい事故を起こして相手から適切な賠償を支払ってもらえる見込みがないと思ったら、弁護士に相談するしかありません。
弁護士なら例えもらい事故でも相手と交渉出来ますし、少しでも多くの示談金をもらえるように手を尽くしてくれるので大きな味方になります。
ただし契約内容や特約によっては、保険会社は例え交渉が出来なくともある程度の補償をしてくれる事はありますので、最初からいきなり弁護士の元へ駆け込む必要はありません。
何かいい方法はありますか?
弁護士費用特約が付いた自動車保険だとどれくらい保険料が違ってくるのか、一括見積もりサービスを利用して比較してみてもいいかもしれません。
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