通知義務とは

かんたん用語解説
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もしも保険契約期間中に契約内容を変更した場合は、保険を契約している人が保険会社に対して契約内容を変更した旨を伝える義務があり、これを通知義務と言います。
契約内容の変更は色々な例がありまして、広義の意味では居住している雑居ビルが住居用から商業用へ変わったりした時に通知する義務があり、もし商業用になるとその建物が持つリスクやトラブルの可能性が変わるからこそちゃんと保険会社に伝えなければいけない訳です。
こうした通知する義務は自動車保険にも当てはまり、契約内容を変えればリスク管理が異なってきますので、ちゃんと契約内容を変えた事は保険会社に伝えるのがマナーであり、適切な保険を受け続けるための必須事項です。

保険会社への通知は怠らないようにしよう

  • 通知を怠ると保険金が支払えなくなると言った事態に発展する可能性もありますし、最悪の場合は契約を解除される事もあるので、契約内容を変えて放ったらかしにすると大変な目に遭います。

通知事項としては契約している車の用途や車種、登録番号を変更した時、あるいは6車種が加入条件の契約なのに6車種以外の車にした場合は解除の手続きをする必要があります。
他にも住所の変更や車を譲渡する時、運転者(記名被保険者)を変更する時など通知するべき契約内容は多々ありまして、他にも特約を追加したり削除しても通知義務が発生します。

通知は絶対に守るべき義務

通知の義務が発生する内容を全て覚えておくのは大変ですし無理に暗記する必要もありませんが、どんな変更内容だろうと契約内容に少しでも手を加えたり車や運転者に何らかの変更をするなら、通知義務があると考えれば良いでしょう。
この通知義務を疎かにすると先程も言ったとおり保険金を支払われないなどのデメリットがありますし、そもそも保険会社に迷惑をかけるし信用も無くしてしまいますので、多少面倒に感じても通知義務だけは早急に行うようにして下さい。

そして自動車保険の場合は契約内容の変更もそうですが保険事故が起こった場合も事故発生通知義務を行う必要があり、これは保険会社が事故の原因を調査したり、証拠や損害を把握して保険金の総額をしっかり把握するためです。
事故発生通知義務に違反してもやはり保険会社は保険金の支払いをしないケースが大半で、義務だから通知するという意識はもちろん、保険会社が事故の原因を元に適切な対応をするための措置になります。

  • 交通事故が起きたら警察や弁護士へ連絡する、という意識が先走りがちになりますが、自動車を利用しているなら何かあった時はすぐ保険会社へも連絡する、という意識を持ちましょう。

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