ここ数年で自動車の安全装備はどんどんと進化しています。
それにあわせて自動車保険もまた安全装備がついている自動車ほど、割引率が高くなっているのが現状です。
その理由として、多くの保険会社ではリスク細分型と呼ばれる保険料の設定方式を行っていることがあげられます。
リスク細分型
リスク細分型とは、過去の交通事故のデータから事故を起こしやすいデータを様々な面から検証し、数値として出したものです。
例えばですが、男性と女性ではどちらの方が事故を起こしやすいのか、若年層と中高年ではどちらが事故を起こしているのか、などのようなことを様々なデータから弾きだしてリスクが高ければ保険料は高めに、リスクが低ければ保険料を低めにという設定をしています。
当然ですが、リスク細分型では自動車の安全性についても考慮されています。
仮に事故を起こしてしまったとしても、安全性の高い自動車に乗っているのならドライバーや搭乗者の死傷率は低くなるからです。
そのため安全装備が多くついている自動車ほど保険料の割引が増えるというようになっています。
ですので、どんな安全装備が自分の自動車についているのか解らない人は、自分が乗っている車のパンフレットで確認しておくと良いでしょう。
ちなみに車検証にはどんな装備がついているのかは記載されていませんので、その点は覚えておいて下さい。
では、具体的な安全装備の例を出してみますと、代表的なものにエアバッグ装備があります。
ただし現在ではほぼ全ての自動車に標準で装備されているものですので、この割引に関しては取りやめにしている保険会社が多いです。
衝突時の危険度を軽減させる代表的な安全装備となります。
衝突時であれば、衝突安全ボディもまた代表的なものです。
日産の開発しているゾーンボディ、ホンダのG-CONなどのように各自動車メーカーは独自の設計で衝突時の安全性を高める工夫を行っています。
これらの装備がついた自動車である場合、人身傷害保険や搭乗者傷害保険の割引が受けられることが多いです。
各保険会社によって割引率は異なりますので、気になる場合はあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
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